幸と不幸
おはようございます、村田です。
今日は幸と不幸について書いていきたいと思います。
私たちは間違いなく全員が幸福になりたいと思っています。
例え、仕事や学校が辛くて死にたいと思っている人でさえ、辛い現状に嫌気がさし、死後の世界はきっと今よりも幸せだと信じているのでしょう。
では、次に幸せの形は何かという事を考えてみます。
結論から言うとこれは人によって形が違うので正解はありません。
何故なら、先程の仕事が辛い人は良い職場環境で働けたら幸せを感じます。
逆に、もうその職場で働いていて、彼女が生まれてこの方出来た事がないのが悩みの人は、何かのきっかけで好きな女性と2人で食事に行けたら幸せを感じるでしょう。
さらにこれはとある研究結果からもわかっている事なのですが
『大きな不幸を経験した人は一生不幸ではない。』
という事です。
陸上の国体選手で、明日今までの人生で1番大きな大会が控えています。
しかし、彼は前日に交通事故で両足を失ってしまいました。
この出来事自体はかなりな不幸と感じるでしょう。これからの彼の人生を考えても、壮絶な困難が待ち受けているのは容易に想像出来ます。
その後、彼は1年間塞ぎ込んでしまいました。もう自分の人生は終わったと思っていました。
ですが、そんな彼に転機が訪れたのです。
4年に一度のパラリンピックが始まったのです。自分と同じ境遇の中頑張る人達に彼は心をうたれました。
そして、自分もこの人達のようになりたいと感じたのです。
それからは猛特訓の日々です。今まで以上の辛く、苦しい練習を重ね、四年後…
彼はパラリンピックの表彰台の上にいました。
その時の彼の言葉です。
「僕は5年前、両足を失い、最大級の不幸と絶望を感じました。ですが、そんな僕ですが、今は最高の気分です。この地球上で今1番の幸せ者は僕です。応援してくれた皆さん、僕を支えてくれた家族、友人、スタッフ、コーチの皆さん、本当にありがとうございます。」
さて、この人は幸せですか?それとも不幸ですか?
ここで重要な事が、人は幸にも不幸にも慣れてしまうという事です。
もっと言えば今よりちょっと良くなったら幸せを感じられるのです。
スタート地点は関係ありません。
だから、私たちが幸せを感じる瞬間とは
今あなたが立っているその場所から、幸せに向かって頑張っている時からその幸せを手に入れるまでの時間です。
その全てが幸せです。
その後はその幸せに慣れてしまうので、また新しい幸せを探して下さい。
今は辛いかも知れませんが、いつか好転して幸せを掴めると信じましょう。そして、その為に動きましょう。
そうすれば、幸せは手に入るはずです。今よりも幸せなならはずです。
ではまた。